iPad Pro12.9インチ VS Wacom MobileStudio Pro13
iPad Pro12.9
Wacom MobileStudio Pro13
イラスト制作用にどっちも買ったので
良いとこ、悪いとこザックリここに記していこうと思うよ。
何か参考になったら、それはとっても嬉しいなって
どっちもそう簡単に手を出せる値段じゃないからね。
※両方CLIP STUDIOを使っています
ざっくりスペック
●iPad Pro12.9インチ(第4世代)
●Wacom MobileStudio Pro13 (13.3インチ)
自分の買ったのはこんなスペックのもの。
他にも上位版があったけどどっちも更にヤバい値段になるので
やめておきました。(壊れたら終わりでしょ)
じゃあ早速自分が感じた悪い所言っていきますね。
イェ~イ
●iPad Pro12.9インチ(第4世代)編
1.左手デバイスに任天堂SwitchJoy-Conが使えない
これは予想外だった。
まさかiPadくんが認識してくれないなんて…ひどいよ…。
なので別途似たような左手デバイスを買いました。
8bitdo ZERO ゲームパッド コントローラー
流石にJoy-Conの方が使いやすいけど
まぁこれはこれで良しですね。
※接続方法が説明書に書いておらずGoogleで調べないと出てこないので注意
(iPad専用の接続法があって謎解きみたいだった)
ただこれ今までJoy-Conを使ってた身からするとまだ製品自体が不安定というか、たま~にボタンが反応しなくなったり、長押しでの連打性能が遅くてこう、ブワーって一気にアンドゥとかブラシサイズを変えたい時になかなか上手くいかなくてイライラする。
クリスタ側の問題かもしれんけども不満としてはそのぐらい。わがままを言えば充電端子をUSB3.1TypeCにしてくれると嬉しかった。
2.Apple Pencil2が新品で不具合があった
これもショック…。何かと言うと、描いてる途中で線が途切れるというもの。
ネットで調べて色々設定やらなんやらいじってみましたが全然治らず、ダメ元で新しいApple Pencilのペン先(2300円)を買って使ってみたらなおった。何じゃそりゃ(今の所同じ状況になっていない)
なんかこの不具合トラウマになりそう
3.カーソルがペンを近づけても出ない
これ盲点でした。厄介。
↑Wacomの液タブ(画面とペンが離れてる状態)
Wacomの製品はペンを近づけるだけで円のカーソルが出るので、ブラシサイズが瞬時にわかったのですが…
iPadくんは残念ながら一回描かないとわからん仕様になっててペンのサイズをコロコロ変える身としてはこれがめっちゃ描きづらい…。
これはマジでiPadくんアップデートでなんとかしてほしい。
頼む。
4.タッチ機能を完全にOFFにできず、誤作動する
これもそこそこ厄介。
タッチ機能OFFはあるけども地味に全てOFFには出来なくて、たま~に何かに反応する。手袋しろ、と言うのもわかるけどもやっぱり煩わしくて使いたくないのが本音。要望としては結構CLIP STUDIO側で上がってるけど今の所ちょっとむずかしいみたい…。
5.画面が12.9インチでもやはり少し物足りない
完全に好み問題ですが、もうちょっとおっきい画面が欲しい。何かとブラシだのレイヤーだの配置してると画面がちっちゃくなっちゃうんですよね。
たしかにこれ以上大きくすると持ち運びが困難だからってのもあるのはわかるけどそもそも12.9インチの時点でそんな外に持ち歩かねーから!!家の中でちょこちょこ持ってくぐらいだから!
6.値段が高い
Apple Pencil第2世代やら保護フィルムやらAppleの保証やら全部やっちゃうと18万ぐらいになっちゃいそう。
自分は保証に関しては、2年間の保証で、その後の保証は完全スッパリ消えると聞いて、以前何かで保証に高い金かけたのに期限切れ2週間後にぶっ壊れた経験があるので今回は怖いけども遠慮しました。だいたい機械が壊れるのは2年後なんだよ。おじさん知ってるよ。
(保証で2万ってそこそこ高くない…?)
こんな所ですね、じゃあ次は問題のWacom MobileStudio Pro13くん行ってみよっか。
●Wacom MobileStudio Pro13 編
1.
なぁオイ、どうすんだよ?これ高かったんだよなぁ!MobileStudio Pro13ィ!なぁ!画面が焼けてんだよなァ!オイ!なぁ!これ!これなんか見ろよこれ!なぁ!この無残な姿よぉなぁ!
2.
3.キャリブレーションがガバガバ
これ一番ムカついたし調整に何時間もかかった。
キャリブレーションって何?と思う方もいらっしゃると思うので簡単に説明すると、キャリブレーションが上手くいっていない画面は表示される色が変なんですわよ。
調整前の絵
何が変なのかよくわからない!と思うんですが実際これ描いてた時、もっと彩度高めに描いていたんですよ。
調整後の絵
ちょっと鮮やかになったと思いません?
でも自分的には上の絵も下の絵も同じ色で塗ったつもりだったんですよ。周りからも肌の色なんか変じゃない?って言われるぐらいでした。これ液タブ本体の個体差で違うとかないよね?Wacomさん?
ちなみにiPad Proくんのキャリブレーションは超超超超超優秀~
4.不具合が多い
なんか電源入らんかったり
勝手にプツンと消えたりするよ!
お姫様なんだよなこの液タブ
自分のはまだ大丈夫だけどバッテリーが膨張して画面がモリモリ浮き出てくる最悪の不具合もあるみたい。(最近のモデルはあんまならないらしい)
あとCloudでデータ管理しようとしたら、ソフトが重いのか電力を消費しまくってずっと充電0%で永遠に充電されなかった事もありました。(ソフト使わない設定したらなおった)
5.充電が特殊規格
なんとこの液タブUSB3.1TypeCを3つも搭載してるくせに充電は特殊規格で、専用のACアダプタを使わないと充電できない!!いくらUSB部分にささっても市販のものだと充電されないから気をつけて!
8800円(税込み)
ざっと両方悪い所を書いてきましたが、実は両方良い所もいっぱいあるんです、マジです。それについてはまた後日追記します。
でもやっぱり上で書いたiPadの不満点が全部改善されたらほんとにiPadがお絵描き最強になる日がくるやもしれん。もうちょっと先の話かな?とにかく今の所これが一番最強!!良い!!という液タブは無く、一長一短なのです。
自分に合ったモノを探して買いましょう。
つづく。